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design art RISE 代表 栗原規男さん

東京製図専門学校、IITA(INAX建築技術学校)卒業。2003年度一級タイル技能試験で金賞を受賞。同年、(有)栗原タイル工業内にガーデニング・アンティークアイテム制作部門『design art RISE』を設立。2005年『第7回 国際バラとガーデニングショウ』ガーデン部門奨励賞受賞。2006年『第8回 国際バラとガーデニングショウ』ガーデン部門大賞および、国土交通大臣賞受賞。ヨーロッパの町並みをイメージした独自のアートワークで新感覚の雰囲気を作り出し、ガーデニング界で注目を集めている。昭和52年埼玉県生まれ。

 東京ディズニーシーなどのテーマパークや映画のセットなどの演出で使われるオブジェや、アンティークな壁、まるで本物みたいな海や川や岩石。
あれってどうやってつくっているのか気になったことはありませんか?
 そんな“200年前の世界”を自宅の庭でも再現してしまうという、新進気鋭のガーデンデザイナーを見つけました。
『design art RISE』代表の栗原規男さんは、モルタル造形(*注1)の技術を用いた“アンティークな庭”を創造し、いま注目を集めはじめています。2005年度『第7回 国際バラとガーデニングショウ』では、初出展でいきなりガーデン部門奨励賞を受賞。さらに2006年度『第8回 国際バラとガーデニングショウ』で、ガーデン部門大賞と国土交通大臣賞をW受賞され、ガーデニング界でセンセーショナルなデビューを飾りました。
 今回はそんな栗原さんに、独自の庭造りとその魅力とについておうかがいします。

注1)モルタルとは、砂とセメントと水とを練混ぜて作る建築資材のこと。

中世ヨーロッパに憧れた幼少時代

─「タイル屋の跡取り息子」として生まれ、昔からモノ作りが好きだったという栗原さん。現在のようなアンティークで懐かしさのあふれる庭への憧れはいつごろから芽生えたのでしょうか?

 「小さい頃から、『馬に乗ったヨーロッパのヒーロー物』が好きだったんです。三銃士とか、ゲームのドラゴンクエストの世界とか。背景の建物や、そこにある世界観に引かれていましたね。古いものに囲まれた空間の方が自分自身が落ち着くなあ、という感じもあって、物心がつく頃には、中世ヨーロッパに憧れを持つようになっていました」。

─高校を卒業した栗原さんは、父親の跡を継ぐべく、タイル職人としての技能を磨いたそうです。そして一級タイル技能試験では「金賞」を受賞。タイル職人として順調なスタートを切りました。しかし、「自分の理想である中世ヨーロッパの空間を創ることを仕事にしたい」という想いが常にあったそう。

 「タイル職人としての仕事をしながらも、施工現場のお宅や店舗の庭、キッチンなどを見て『ああ、僕だったらもっとこういう空間にするのにな…』って思うことがたくさんありました。自分が『かっこいい!』と思える空間となかなか出会えなかったんです。理想ばかりを口にして、現場の職人さんたちに反感を買ったことも…。自分の理想が見えているのに、それを実現する突破口が見つからず、苦しかったですね」。

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